Schott 641とは?|誕生の歴史から641XX・現行641まで徹底解説
Schott(ショット)のシングルライダースを代表するモデルのひとつが641です。ワンスターの613とは異なる、シンプルで無駄のないカフェレーサー系のデザインを持ち、現在もSchottを代表する定番モデルとして展開されています。
この記事では、641につながるレーシングジャケットの歴史から641XX、そして現行641までを整理し、デザイン・革・ディテールの違いを見ていきます。
641のルーツはカフェレーサーにある
Schott公式の歴史紹介によると、第二次世界大戦後のイギリスでは、古いモーターサイクルを改造して走らせる文化が広がり、スピードを意識したシンプルなレーシングジャケットが求められるようになりました。こうしたカフェレーサーの流れが、後の641につながるデザインの背景にあります。
Schott 641XXの誕生
Schottは1956年、Beck向けにモデル666 RSを製作し、これを「Leather Racing Shirt」として展開しました。その後、Schott自身のレーシングジャケットとして641XXも販売されました。初期のレーシングジャケットは、胸の左右にジッパーポケットを配置し、スナップ式の襟ストラップやジッパー付き袖口を備えていました。
Schott Japanでは641XXを、1960年代頃にレース用として開発されたシングルライダースを日本別注で復刻したモデルとして紹介しています。スタンドカラーと胸ポケットを中心としたシンプルな構成が特徴です。
641と641XXの特徴
- シングルフロントジッパー
- 立ち襟のスタンドカラー
- 無駄を省いたカフェレーサー系デザイン
- 袖口のジッパー
- ライディング時の動きを考えたバック構造
Schott Japanの公式情報では641XXにはステアハイドだけでなく、ホースハイドなど複数の仕様が展開されています。現行の641XX系では、ホースハイドを使ったモデルもラインアップされています。
現行Schott 641とは?
現在のSchott 641は「Classic Steerhide Cafe Racer Motorcycle Jacket」として販売されています。センタージップ、マンダリンカラー、3ポケットというミニマルな構成を採用し、Perfecto系のダブルライダースとは異なる、すっきりしたシルエットが特徴です。
現行641はステアハイドを使用し、バイ・スイングバックと脇下のフットボールパネルによってライディング時の可動性を確保しています。また、取り外し可能なジップ式パイルライニングを備えています。
現行641の革と仕様
| 項目 | 現行641 |
|---|---|
| スタイル | カフェレーサー |
| 革 | ステアハイド |
| 重量 | ヘビーウェイト |
| なめし・染色 | クロムなめし |
| 生産国 | アメリカ |
| ライニング | ナイロン/取り外し可能パイルライニング |
| 特徴 | バイ・スイングバック、脇下フットボール、袖口ジッパー |
641と641HH、641XXの違い
641系には革や仕様の違うモデルがあります。現行の641はステアハイド、641HHはホースハイドを使用したモデルです。また、641XXはSchottのレーシングジャケットの歴史を受け継ぐモデルとして、現在も日本向けラインアップで展開されています。
Schott 641の歴史と現行モデルを動画で見る
641の歴史から現行モデルまで詳しく知りたい方へ: 誕生につながるレーシングジャケットの歴史、641の系譜、現行モデルのディテールまで動画で解説しています。
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641を見るときのポイント
- 613ワンスターとは異なるシングルライダースの構造
- 襟の形とフロントジッパー
- 革の種類と厚み
- バックの可動域を考えた構造
- 袖口やポケットなどの金具
- 着込んだときの革の変化
641は装飾を増やすのではなく、シンプルな構造の中にライディングジャケットとして必要なディテールをまとめたモデルです。613ワンスターと並べて見ると、Schottが持つライダースの方向性の違いも分かりやすくなります。
まとめ
Schott 641は、戦後のカフェレーサー文化やレーシングジャケットの流れを背景に生まれ、641XXなどを経ながら現在まで続いているシングルライダースです。現行641はステアハイドを使ったヘビーウェイト仕様で、クラシックな外観とライディング時の機能性を両立しています。
関連: Schottの革ジャンを知る|613ワンスターと618の違い 革ジャンの選び方
参考: Schott N.Y.C.公式サイト、Schott NYC Japan公式サイト
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