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世界中のレザージャケット好きから評価されるスコットランドのブランド、エアロレザー(Aero Leather)。この記事では、創業から現在までの歩みと、初めての一着の候補になるベーシックモデルを紹介します。
エアロレザーの歴史
- 1975年:ケン・カルダー氏と妻のリディア氏が創業。はじめは第二次世界大戦期の本物のジャケットを扱う販売業でした。
- 1983年:各時代を代表するレザージャケットを、自社で作る方向へ転換。代表作のハイウェイマンも、この年にデザインされています。
- 1986年:アメリカ産の馬革(ホースハイド)を使い始めます。
ブランドの特徴:1着ずつの手作業
工房はスコットランドのガラシールズにあります。流れ作業の生産ラインを使わず、革を何枚も重ねて一度に裁断することもしません。革を薄く削る「漉き」もせず、ボタンも手で縫い付けます。筆者が着たエアロレザーも、重さはありますが、革の雰囲気は格別だと感じています。
ハイウェイマンの由来と、注文の方法(公式より)
- 名前の由来:1950年代にロンドンのレイトンストーンにあったRivettsのモーターサイクルジャケットから名前をとっています。ただし形はそのままのコピーではなく、アメリカのジャケットとして作り直したデザインだと公式は説明しています。
- 40年以上ほぼ同じ形:1983年のデザインから、ほとんど変わっていないとされています。胸の横向きジップポケット、深いハンドウォーマーポケット、脇のアジャスター、ストームカフ、V字の背ヨークが特徴です。
- オーダーか既製品か:寸法に合わせて作るメイドトゥメジャーのほか、すぐ買える既製品(Ready to Buy)もあります。既製品はオーダーより安いものの、すぐ売れてしまうと公式は書いています。
- 工場のショールーム:ガラシールズの工場(Greenbank Mill)にショールームがあり、予約制で訪問できます。
参考:Aero Leather公式|Highwayman Jacket: The History of Our Best Seller
ベーシックモデル1:ハイウェイマン
1983年にデザインされた、エアロを代表するモデルです。1950年代のレザージャケットをイメージした、ゆったりとしたリラックスフィットが特徴。フロントは2ピース+3ポケット、背中は3ピースで、ウエストにサイドアジャスターが付きます。同社によれば、長年ベストセラーであり続けているモデルです。
これを1930年代風に作り直した「プレミア」もあります。違いはハイウェイマンとハイウェイマン・プレミアの違いで詳しく解説しています。






ベーシックモデル2:1930sハーフベルト
1930年代の細身の体型に合わせてカットした、スリムフィットのモデルです。公式の説明では、次のような特徴が挙げられています。
- フロントは3ポケット。胸ポケットに角度が付き、手を温めるモールスキン裏地のハンドウォーマーポケット付き
- 背中は4分割。4本のプリーツが入ったパネルを、上部のダブルヨークで区切った形
- 背中のハーフベルトは飾りで、調整はベルト下の脇のストラップで行う
- 袖口はボタン留め。サイズは普段どおりを選ぶのが基本で、下げるのはほとんど勧められていない
初めて選ぶなら
- ハイウェイマン:ゆったり着たい、中に厚手の服を着たい人に。
- ハーフベルト:体に沿うすっきりした形と、背中のディテールを楽しみたい人に。
実物の違いは上の動画で紹介しています。馬革の手入れにはお手入れ用品まとめも参考にしてください。
参考:The Rake|Aero Leather: Crafting Classics、Aero Leather公式|1930s Half Belt
背中の帯と、腰を調整するストラップの役割
1930s Half Belt公式では背中の帯を装飾、脇のストラップを調整用として説明しています。背中の帯そのものを締めて身幅を変える構造ではありません。
ハイウェイマンと比べるときは、胸から裾へ落ちる線と、腰のどの高さで絞りが入るかを見ます。パンツの股上でも裾の見え方は変わるため、普段のパンツで試着すると判断しやすくなります。
公式のハイウェイマン史が扱う1983年は同モデルの製作時期です。ブランドの前身事業、製作の開始、個別モデルの登場は別の出来事として読むと、年表とデザインの時代設定を混同せず楽しめます。

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